2009年10月07日

星野 富弘さん

桶川へ越してから1年はあっという間。
10月になりました♪

今月から
ショパンが大好きという熱心な学生さん1人、
小学生のかわいらしい仲良し姉妹が2人でレッスンへ来られます。
年齢層も幅広くなってまいりました♪



ピアノのある生活富弘美術館.jpg

先月群馬の富弘美術館へ足を運びました。
富弘さんの生まれ故郷群馬の美しい自然に囲まれたお洒落な美術館ぴかぴか(新しい)
上の画像は美術館から見た風景です。

星野富弘さんの詩画は教科書にのったり
童謡の歌詞としても使われいますので
知っている方も多いかもしれません。
富弘さんは生命力に溢れ、精神的に強く、温かく優しく
人間的にとても魅力的な方だと思います。


富弘さんは1970年、中学の教諭をしていて
クラブ活動の指導中跳び箱から着地の際に誤って頭から転落してしまい
手足を全く動かせない人となってしまい
生死をさまよいながら10年間の入院生活をおくっています。
しかし入院してすぐに洗礼を受けて信仰を持つようになったのもあり
人生というものを別の視点から見て行くきっかけになります。

入院中に思いついた事が筆を口に加えて「何かを描く」という亊でした。
小さい頃から活発で運動神経抜群の青年から人生が一変
花の絵などを描きそこに詩をそえた内面的な世界を描く第2の人生を迎えます。

花や文字は口で筆を加えて描いたと思えないほどの
緻密で繊細な美しいもので
実物を見ると本当に驚かされます。

決して飾らない温かい詩は人々の心を揺るがし
絵に関しても専門家から評価されています。

筆を口に加えるだけで熱が出る中、
毎日ベットで横たわりながらキャンパスで何かを描いていく姿を見た知人らを通して
1979年前橋で最初の「花の詩画展」が開催されます。
展覧会へ足を運んだ方々の富弘さんの絵が欲しいという申し出が殺到して
富弘さんの作品は全て他人の元へと渡ります。

新聞や雑誌で取り上げられるようになり海外でも詩画展が開催されるようになります。

そして30年も絶った今になり
最初の詩画展の絵がもう一度みたいという多くの人々の希望に応え
あげてしまった絵を借りて同じ詩画何十枚も描き直し
(当時足りなかったと思った所を反省しながら描き直したと語っています)
今年「花の詩画展」を特別展示しました。

最初の詩画展では
自分の絵に自信がなくてとにかく見られるのが恥ずかしくてしょうがなかったと語っています。
「こんなレベルのもので知人ががっかりする、申し訳ない」と心底思い
欲しいという人がいたら
「全部あげちゃって下さいたらーっ(汗)
と知人らに伝えていたからです。
どんな時にもユーモアがある富弘さんらしいエピソードだと思います。



入院中に24時間つきっきりで看病、
そしてパレットで絵の色を作ってくれたのは
彼の母親でした。(現在は奥さんが絵の色を作ります)
時としてその母親に辛くあたってしまいます。
でも富弘さんの顔にとまったハエさえ叩く事出来なかった
優しい母親だと語られます。

富弘さんの詩画は全てが良くて印象的ですが
一番私が好きな作品がぺんぺん草の絵が入ったこの詩画です。
(富弘さんの作品で最もポピュラーかもしれません)



神様がたった一度だけ
この腕を動かして下さるとしたら
母の肩をたたかせてもらおう

風に揺れるぺんぺん草の
実を見ていたら
そんな日が本当に
来るような気がした






今回葉書を何枚か買っていきましたが
ピアノにも通じるかな〜と初心に戻れるものを記念に↓買ってきました。


ブラインドのすき間からさし込む
朝の光の中で
二つめのつぼみが六つに割れた
静かに反り返ってゆく花びらの
神秘な光景を見ていたら
この花を描いてやろうなどと
思っていたことを高慢に感じた
「花に描かせてもらおう」
と思った


「ピアノをうまく弾いてやろう」と邪念が生まれると
空回りする亊も多いもので
そんな時富弘さんの姿を思い出すと良いのですね。



富弘さんの人柄が多くの支えてくれる人を呼び
建築士からも評価されるような立派な美術館まで建ちました。


自分達とは全く違った世界を見てきた富弘さんの詩画は
普段の生活に潤いを与えてくれるものでした。


群馬まで足を運ぶ価値が充分あると心から思いました(^^)

posted by piano at 14:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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