2016年08月05日

クラウディオ・ソアレスさんの素晴らしいレッスン!


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昨日ブラジル生まれのピアニスト兼、
世界的に有名な指導者の
クラウディオ・ソアレスさんの
ピアノ講座を受講してきました

舞台でピアノレッスンしているものを
「公開レッスン」といいます。
ソアレス先生の講座にその公開レッスンがありました。

その公開レッスンを見て
とっても素晴らしいものでしたので
ここでお知らせしなくてはいけないと
思ってしまったほどなんです


ソアレス先生のレッスンを受講したのは
小学生の男の子と、中学生の女の子。
曲はベートーベンのソナタ5番、
中学生の女の子はショパンのポロネーズOp26の1でした。


日本人は、自分でものを考えて
自分なりに上手に表現アピールするのが苦手だ...
とピアノ界においてよくいわれてしまっています。

なぜ、演奏が無機質だとか
個性がないと言われてしまうのか
その原点について考えさせられるものでした。


小学生の男の子も女の子もとっても上手だったんですが
ソアレス先生に
「どうしてあなたは楽譜にはこう書いてあるのにここをこういう風に弾いたの?」
と聞かれると、考え込んでしまいます。
特に女の子のレッスンの時は
そのように聞かれたことがなくて
演奏がダメだとか才能がないだとか 責められているように感じてしまったんでしょうか....
レッスン途中から泣いてしまいました。


レッスンを受けた男の子も女の子も
今までにないレッスンだったと言っています。

泣いてしまった女の子も今後大きく成長するチャンスですから、がんばってほしいですね。


ソアレス先生の伝えたかったことは
レッスンは自分の弾き方を真似させるものではない、押し付けて教えるものではない、
自分から音に感動して考えるという力を
引き出すのが先生の役目だと伝えたいのでしょう。


例えば音が1つだった時と音が2つになった時
そして音が3つになった時
音が1つの時と全然違うということを
考えて弾く人はいるでしょうか?
指が動いたり見た目の上手さで満足するようじゃ人に伝える音楽は作れないという事でしょう。


ソアレス先生は幼少期から
自分の見本を見せずに
(もちろん、相当な素晴らしいピアノ弾く先生ですが)
すべて生徒と会話することで、
ピアノレッスンをしているということです。


私もレッスンの時に、全部を教えてはダメ
小さい子には自分で考えて弾くようにさせなくてはいけない
と、前回の幼児教育セミナーにおいて
学んだきたので
承知はしているつもりですか
ここまで徹底して生徒と向き合っている先生を心から素晴らしいと思ってしまったんです!

ただ、すぐにこのレッスンを
当てはめることができるかと言うと
そう簡単なものでは無いのかもしれません。
日本人の感覚からだとソアレス先生のレッスンは
スパルタと捉えられかねないのは
日本なりの長い文化や歴史がありますので
しょうがないことだと思います。

でも私にはスパルタではなくて
優しく生徒に問いかけてくださっているのかなあと感じました。
醸し出す雰囲気も優しく面白い先生でしたので
非常によかったです。


早速、本も購入して帰りました

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ソアレス先生の言葉で印象に残った言葉を書いておきます。

「レッスンは人の心を動かして考えさせる」
「人間は困ったり悩むことで成長する」


すばらしい言葉ですね!
どうしても私たちは困っている生徒を見ると助けてあげたくなってしまって余計な手をさしのべそうになってしまいます。

何年か前にブルーノ・リグットさんのレッスンが非常に素晴らしかったことを書きました。
生徒の想像力を掻き立てると言う点で少し似ているところもありました。
でもさらに徹底して自分の力で音楽を表現させる、そういう意味ではソアレス先生のレッスンは
非常に理にかなっているとも思いました。
今思うとブルーノリブート先生は親しみやすい、もっとまろやかで非常に優しい方でしたねぇ。


肝心なことを書いておかないといけないのですが泣いてしまった生徒さんに関しては
心の傷になってしまってはいけないので
当たり前ですが
きちんとフォローはしてあげるそうです。
自分の見本は基本的には見せないけれど
とても繊細で反応が弱い子、
緊張が激しい生徒さんには
通用しないこともあるので
その適宜応じてレッスンを進めていらっしゃるようです。


自分のピアノを弾く際においても
生徒に教えるときにも
非常に素晴らしいヒントをいただけました。

毎日、なかなか忙しくて
ゆっくり読む暇がないんですが...
でも、ソアレス先生の本をこつこつと読むのを
楽しみにしていきたいと思います















posted by piano at 12:50| ピアノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする